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緩和ケア・在宅医療という選択肢
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    今日は、緩和ケア・在宅医療に取り組んでおられる方(医師)と知り合うことができた。

    熊本でイベントを開催されるということで、イベントスタッフとして、当日の写真を撮影させていただくことになった。

     

     

    もともと麻酔が専門だったのだが、麻酔医という目線で患者と向き合うのではなく、もっと責任を持つため、在宅医療という目線で向き合うことを決意し、在宅医療の道を進んでおられるとのこと。

     

    それは、決して、麻酔医が責任を持たないという意味でなく、彼の中では、在宅医療の方が、真正面から責任を持って患者と向き合うことができる道、という意味だ。

     

     

    在宅医療は、患者、及びその家族と、きめ細やかな看護方針を決めるなど、各患者と接する時間が長くなる。

    当然、最後まで看取るわけで、それまでに定期的に診察をするので、尚更だ。

     

    患者によっては、最期の時が近くにつれて、「もう死にたい」とか、ネガティブな言葉を毎日の様に発するので、診察していて、どうしても悲しくなってきてしまうこともあるようだ。もちろん、医師として、また在宅医療の道を選んだ時点で覚悟はされているが、悲しくなってしまうのは、仕方ない。それが人間というものであろう。

     

     

    さて、話をお伺いしてく中で、一つ、疑問が出てきた。

    それだけ患者と長い時間を共有するのなら、旅立たれた際は、悲しいのではないか、と。

    いくら自分で選んだ道としても、きついのではないだろうか、と。

     

    我慢できなくなって、初対面にも関わらず、思い切ってそのことを質問してみた。

     

     

    返ってきた答えに、胸を打たれた。

     

     

    もちろん、悲しい。

    始めた最初の頃は、泣いていた。

    自分は、どこまで役に立ったのだろうか…、と自問自答していた。

     

    ある時、思い立った。

    僕は、患者さんのことを100%理解することは、きっとできない。

    けど、患者さんが、僕のことを「100%理解してくれている人だ」と思うことはできる。

     

    患者さんにそう思われること、そして、思われることで患者さんが少しでも楽になる面があるならば、それが、僕の仕事の一つなんだな、と。

     

     

    なるほど、この方は、本当に真正面から患者と向き合って、在宅医療に取り組まれているんだな、と思った。

     

    きっと、彼なりの線の引き方・けじめのつけ方なんだ、と直感的に思った。

    言葉だけではネガティブに捉えられかねないが、ポジティブな意味で使っている。

     

    医者と患者、長い時間を共有、と言っても、所詮、他人同士。

    そもそも、家族であっても、お互いの気持ちを100%理解することは困難だ。

    (だから、人間はおもしろいのだが)

     

    彼は、医師として患者に向き合う中で、自分の力と結果を毎回比較して、挫折や無念を幾度も経験しているのだろう。

    だから、上記の様な解を見いだすことができたのだろうし、在宅医療に対する彼の信念となっているのだろう。

     

     

    非常に物腰が柔らかく、物静かな語り口調とは裏腹に、医療に対する熱意を感じずにはいられなかった。

    良い出会い、良いご縁をいただいた。

     

     

    イベント実施は、2018年9月7日(金)。

    少しでもお役に立てる様に、撮影する。

     

     

    --

    ひまわり在宅クリニック

    http://himawari-clinic.info

    --

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