人はそれぞれライフサイクルがあって、強引だけど、ある程度のカテゴリ分けができるのかもしれないし、それぞれのライフサイクルに合わせたテクノロジーの活かし方がある、ということを学んだ。
以下の参考サイトに記載の施設は、認知症患者だけが住める施設。一般的な医療施設を営んでいたが、利用者から「生活していない感じがする」という声が挙がったので、改革に乗り出したようだ。
デザインの観点が強いかもしれないが、そこに住む人たちが、自分なりのライフスタイルを確立して、仕事や創造的な行動などまで展開できているとしたら、ある意味アートと言っても良いのではないか。
以下の文章が印象的だった。
「私たちのやり方をそのまま真似るのではなく、自国の文化に合う形に置き換えていってほしいと思います。経済レベルや家族構成、仕事の内容、学歴などによってライフスタイルはさまざまです。その違いはとても大きく、『すべての人たちを一つのグループに押し込めても大丈夫』という単一社会は存在しません。多様性に焦点をあて、おのおのの生活パターンに近い形で過ごせる環境をつくる。認知症の人にとって、とくに重要なことだと思います」
参考サイトから引用
Web3やDAOが主流になる世の中では、今よりも個々人の考えやライフスタイルが尊重されるし、遠慮なく発信した方がより強いつながりを構築できるはずだから、もはやカテゴリというものは存在しなくなるとも思う。
この施設は、その先駆的な取り組みをしている気がする。勉強になった。
参考サイト
【Yahoo! Japan SDGs】スーパーも映画館もある、認知症患者だけが暮らす「街」―「普通に暮らしている感覚」を提供するオランダの試み