「目標は紙に書いて・写真にして、壁に貼る」について、何度目かの考察。

どうやら人間は目先の、特に具体的なことにとらわれる生き物のようだ。

自分の夢や情念、人生の目的を考え明確にし、計画を立て、実現に向けて日々行動を起こせば夢や人生の目的は実現できるはずだ。仮に実現できないとしても、少しずつかもしれないけど近づくことはできる。

ただ、目先のことにとらわれるので、意味のあることをやっているようで(実際意味はあるのだろう)実際は他人のために自分の人生を使っていたり、夢の実現にはあまり関係ないことに多くの時間を費やしたりする。

そして、目先のことが「緊急度が低いけど、重要なこと」に取って代わってしまって、そればかりを必死で捌く日々で、結局自分に何も残らない、という結果になる場合もある。

やっぱり、絵や写真に残して、部屋の壁や天井とかお気に入りの手帳とかに貼ることは、とても大事だと思う。目先に忙殺されずに、自分を考えることができる、必要不可欠なメソッドだと思う。

具体的な話は「睡眠」だ。睡眠は削られがちだ。軽視されているわけじゃないけど、多少睡眠不足でもなんとかやっていけるからたちが悪い。きっと、悪影響は数年後や数十年後に出てくるのかもしれない。

僕も睡眠不足になりがちだ。睡眠負債はかなり溜まっていて、赤字で首が回らない状態なんだろうと思う。

睡眠不足になると、明らかにメンタルにも悪影響が出てくる。ネガティブな考えがそうじゃないときと比べると、より暗く、深く、そして自分の頭と体にまとわりつく。「創造」の真逆になっている自分を感じてしまって辛くなる。ネガティブスパイラルが始まる。

逆に、よく寝ると自分でも驚くぐらい簡単にポジティブになることができる。ネガティブ感情も、軽くいなすことができる。

自分のことがしょうがないと思ってしまうのは、分かっていながら時々繰り返してしまうことだ。

フィジカル、としてメンタルのコンディションを整え常に一定にしておくことは、プロフェッショナルの必須条件だ。自律できずに恒常的に成果を出すことが最低ライン。

もう一度、紙に書こう。そして、壁に貼ろう。

自分の人生を生きるために。