自分を許すことと怠けることの境界線。

何気なくInstagamを眺めていたら、人生観とか恋愛観とかを数枚に分けて文章で構成して投稿しているものを見つけた。

最近、マネージャになった影響もあるのか、相手のことを第一に考えるという性分が一層高まった(我慢しなくなった、というのが正確かも)ので、最初はふーんくらいに思っていたけど、なんか段々と今の自分に必要な良い情報だ、と思ってきた。

仕事のメンバからも「いつも気を遣ってもらってありがとうございます」とか「無理しているように見える」とか言われていて、そんなことないんだけど、と思っていたが、実はそんなことあったのかもしれない。

そのInstagram投稿から学んだことは「もっと自分を愛したら、もっと周りも愛することができるかも?」ということと、「自分を愛するのは、自分デートすることで、自分の中の”好き”という気持ちを認め・優先すること」ということ。

なるほど、勉強になる。一方で、やりすぎるのもいけないな、とも思った。何事もバランスだ。

その投稿が意味する本質は「相手も大事、自分も大事。どちらもバランス良く考える」だと思う。

今の自分はそのバランスをちょうどよく取れる発展途上にあるから、時には反省もするし、バランス取れてないときもある。自分の性格や傾向を知った上で、自分と周りを俯瞰して考えることが大事なんだろう。

バランスが取れていない時は、例えば、我慢しすぎて辛くなる・ためてためて爆発する、とか、逆に相手をないがしろにする、とかそういう事が起こってくる。

自分も相手も大切にする。このバランスは、常に意識して行動しようと改めて思った。

ところで、僕が「バランスの良い人だ」と思う一人に「さくらももこさん」がいる。

言わずとしれた、ちびまる子ちゃんの作者。残念ながら、すでにご逝去されているが、執筆されている書籍はどれも、文がとても読みやすく驚かされる。

文法の正しさとか、構成の凄さとか、そういう類のものでなくて、「身近に寄り添っている感」がものすごくて、するすると文字が頭と心に入ってくる。

おそらく、さくらももこさんの「自分は自分」という軸をしっかり持って展開されるストーリと一文字一文字に魅了されているからだろう。自分をしっかり持っていて、自分の考えを押し売りしないバランスの良さが、魅力的であり、心地よい。

写真や動画を多用することで注目を浴びようとするSNSの投稿トレンドに対して、読ませる文章を書くことの楽しさ・魅力を再認識した自分としては、これからも頑張って、バランス良い文章を書くことにチャレンジし続けようと思う。

(↓ 一番好きな本。後半部分に感動。人生の一冊だ)