「観光」を改めて考えている。

インバウンド需要の回復はきっとくる

コロナの影響で外出規制がかかってしまって、思うように旅行や観光ができなくなっている今だが、おそらく、いやきっと、コロナはおさまって、今までのように外出できるようになるはず。

今まで観光に興味があったわけではないが、ローカルビジネスを考えると、どうしても、海外を含めた外からのお金、いわゆるインバウンドを活用しない手はない、と強く思うようになった。

ローカルが衰退していく要因は「職」!?

ローカルは、人口が少ない=マーケットが小さいということで、人間でいうと基礎代謝が低いみたいな感じで、そもそもビジネスチャンスが制限されている、と思っている。

個人的には、地方でも稼げる職があって、移住・定住が増えて人口が増えることが、まずは要点なのだと思っているが、そもそも職がないので難しい。

ただでさえ移住・定住は、職意外にも地元に馴染めるかなどのハードルがたくさんある。

それに、職がなければ少子高齢化が進んで、働き盛りの労働人口が減るので、地方の産業が衰退していってしまって、結局職が減っていく、という悪循環に陥ってしまう。

ちなみに、職が減ると、法人税が減るので、地方自治体の財源が苦しくなって、公共サービスが充実せず、即ち子育て世代含めて生活しにくい環境となるので、これまた外に流出してしまう可能性が高まる。

ローカルならではの独自性がカギ?

ということで、やはり職なのだ。ローカルでも安定して稼げる職があれば、正のスパイラルに転換することができるはずなのだ。

では、どうしたらそういった職を生み出せるのか。ただでさえ、マーケットサイズが小さいローカルで、どうしたら?

一つの方法は「独自性のある職」を確立するのもアリと考えた。なぜなら、差異化ポイントがあれば、インターネットで世界とつながっている現在では、自分の発信が海外につながって、海外からもお金を期待できるからだ。

ローカルの独自性は、その土地土地の文化であったり、自然だと思うし、これは他では真似できない。

だとすると、伝統工芸や観光も、ビジネスチャンスがあると考えることができないだろうか?

プロデューススキルとビジネススキルをつけて「観光」でも盛り上げる

素材があるとして、あと大事なのは、プロデュースするスキルと、ビジネススキルだと思う。特に、プロデュースするスキルは、ローカルであればあるほど弱いというのが僕の肌感覚だ。

統計的に、行動する人が少ないからだと思う。ローカルは母数で都会に負けるため、行動する人の絶対数が少なく、そういった環境では先進的な思想や行動が誘発されないのだろう。

もったいないが、逆にチャンスととらえると、伸びしろが多いわけだから、やれないことはない気がする。

母数は少ないだろうが、「観光」を軸に自分から行動して同じ志の仲間を見つけ、行動の輪を広げていきたい。その行動がきっと、ローカルを発展させることになると信じている。