本は、「積む」ではなくて「立てる」。

「積ん読」という言葉を聞いて久しい。読みたい本をリストアップしておくとか、読みたいと思って買った本が多くなって、読まれずに重ねておいてあるような状態をさす、と理解している。

積まれた本たち。これはこれで好きだけど…

ご多分に漏れず、僕の自宅にも多くの「読まれるの待っている本たち」があって、積まれてしまっている。早く読みたいという気持ちはあれども、気づいたら逆に、待っている本たちが増えている始末。

「目標は紙に書いて、壁に貼っておけば叶う」という事は有名だけど、要するに、自己暗示に近いものがあったり、エビングハウスの忘却曲線を意識していたり、脳のRASという機能を活用している、という仕組みは理解している。

だからこそ、本もちゃんと見えるように整理した方が良い、という思いに行き着いた。好きな本に囲まれていることが一瞬で分かると、モチベーションも上がるはず。

早速、部屋を整理する、というか、横積みしていた本を立てて並べてみた。所狭しの自宅だが、なんとか全部を立てることができた。

思ったとおり気持ちがいいし、本も幾分か喜んでくれている気がする。それに、好きな本たちに囲まれていると、やはりモチベーションもあがる。

本を立てるだけで、これほどのプラスの効果が出てくるのだから、なかなか侮れない。きっと、これで読書スピードも上がるはずだ。

巡り会えた本たちに感謝しつつ、自分の血肉となるようにお付き合いしたい。