伝わること、そのためにストーリーが効果的。
伝えることよりも、伝わることが大事な今の世の中では、構成作家というお仕事はとても魅力的だと思う。なぜなら、人に伝わるストーリーを発信できると思うからだ。
言葉遊びはほどほどにしたいので言及しないが、伝える=自分本位、伝わる=相手本位とした場合、圧倒的に「伝わる」の方が価値が高い。
十分に伝わるための工夫の一つとして、背景まで含めたストーリー仕立てにすることが効果的だと考えている。
先日投稿した以下の記事にも記載しているが、例えば、メゾンカカオのチョコレートが挙げられる。
非常識な滑らかさで注目を集めているチョコレート。その商品価値だけでも素晴らしいが、創業者の石原さんのストーリー(※)を知れば、チョコレートの味わいも一層よくなると思う。
(※ラグビーで活躍→怪我で挫折→学生コーチ→社会人でも活躍→コロンビアでのカカオとの出会い→チョコ苦手だけど創業→試行錯誤で生チョコ実現→コロンビアで学校建設)
ストーリーのプロ、その1つが構成作家だと思う。
ストーリーにする、人に伝わるためには、情報の順序が大事だ。理路整然なだけでなく、人間心理に寄り添って訴えると効果が高い。
むしろ、人間は感情の生き物だから、人間心理の方が大事なのかもしれない。
「論理→理解、感情→動機」ということだ。人間は理解するだけでは動かない。感動したら、論理を超えて、不合理でも動く。
構成作家は、情報の順序や中身を考えて組み立てる人だ。(中身は「放送作家」の方が色濃いか?)
今まで構成作家について触れることも考えることもなかったけれど、こう考えると、とても魅力的な仕事だな、と感じて止まない。
【参考サイト】構成作家って何?|仕事百科