Social Impact Bond という仕組み。

ニワトリとタマゴ

事業に取り組むためには、資金が必要となる。

ただ、その資金を調達することが簡単ではないので、一旦のハードルとなる。

資金調達のために、事業主は、自分のプランを練りに練って投資家や銀行に説明して、資金を調達する。

ただし、行政サービスの場合は少し特殊な気がする。なぜなら、行政の資金=税収=地域住民・国民の血税なので、課題が確かにあって、確実に効果が出るものでなければ、予算確保には至らないからだ。

結局、ニワトリとタマゴの話のように、どっちが先?という論になって、前に進めなくなることが多々ある。これは僕の経験則。

SIB = 前に進むための一撃(一手段)?

そんな中、あれこれ検索していたらSIB(Social Impact Bond)という仕組みがあることを知った。

端的に言うと、成果報酬型の投資スタイル、だ。

投資から回収までの流れは以下のとおりだ。

  1. 投資家が、サービス提供者に、事業資金を提供
  2. サービス提供者が、サービスを提供
  3. サービスの成果を、独立した評価期間が評価
  4. 成果目標を達成した場合のみ、行政が、投資家に、成果報酬を償還

なるほど、最初の資金調達は投資家から。そして、目標達成したら、行政から投資家へ支払われる、という成果報酬型か。

これであれば、なかなか判断できない行政よりも、投資家の方が判断も早いだろうし、事業内容が良ければ資金提供してくれる可能性が高いと思う。SDGsなどの観点からもアピールできる。

行政としても、成果が出たものだけ支払えば良いので、無駄がない。

サービス提供者としても、投資家を口説くことができたら資金調達できるから良い。

成果報酬型のビジネススタイルは、これから主流になるか?

正直、個人的に考えていたビジネススタイルと合致していて、印象が良い。

世の中の状況、価値観の変化と多様性、インターネットにつながっている時代とweb3/DAOの時代の到来およびその時代での価値観、を考えると、投資家としてもありなのではないか?

ソーシャル・ビジネスの部類にも入るかもしれないが、これから注目されていく気がするし、一見、効率が良いスタイルと思うので、今後も注目していきたいし、個人的にチャレンジたいと思っている。

参考サイト

SIBの仕組み

Social Impact Bond という仕組み。” に1件のフィードバックがあります

  1. ピンバック: Social Impact Bond の国内事例と個人的見解。 | hiro-lab

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