タイトルのとおり、クラウドファンディングで成功するためのエッセンスがまとめられている本。
全体的に、端的に記載してあってサクッと読めた。
個人的には、「既存の関連プロジェクトのリサーチ」と、「公開する前にいかに関係者・支援者を増やすか」の2点が勉強になった。
- 成功するアイデアを生み出す
→「**という課題を、XXという方法で解決して、より幸せな世界を築く」
→なぜ既存サービスではダメなのか?
→ピッチ(プレゼン)を軽く用意して身近な人に話をする(壁打ち) - 適切なプラットフォーム選び
→各PJの特徴(ユーザ数、手数料、スタッフの質など)を把握 - リサーチ
→クラウドファンディング成功は全体の30%
→過去の関連PJから成功・失敗の要因を分析する(調達金額、支援者、リターン設定内容、課題やビジョンなど)
→関連PJのオーナーにDMなど連絡して話を聞くのもアリ - 惹きつけるプロジェクトページを作る
→本文、プレゼン動画、リターンの設定 - 現実的な目標金額を設定する
→目標金額を達成しているPJのタイプ
→(1)有名人タイプ、(2)プロフェッショナルタイプ、(3)グッドリターンタイプ、(4)チャレンジャータイプ(1〜3以外のPJ) - 関係者を増やす
→公開前に、どれだけ共感度の高いコミュニティを築けるかが成功のカギ
→関係者は3種:(1)支援確度の高いバッカー、(2)拡散・盛り上げてくれるチアリーダー、(3)インフルエンサー
→友人や家族、関連PJのオーナー、SNSで拡散、インフルエンサーにDMとかで応援依頼
ローカルビジネスの成功ポイントは、「①地域の人自身が稼げるモデルを築くこと」と、「②その地域のコミュニティをいかに構築するか」、そして「③そのコミュニティで教育、医療、雇用などの経済要素を有機的につなげて相互作用させるか」の3点だと、今は考えている。
原資をいかに確保するかは、どんなビジネスでも問題となるもの。ましてや、人口減少が続いているローカルでは、なおさら。
クラウドファンディングは、地域外、さらには日本以外からもお金を持って来れる良い枠組みだと思うので、上手に活用したい。