日別アーカイブ: 2022年4月29日

ビジネスモデルの特徴と、導入先の目線での検討。

DX(デジタルトランスフォーメーション)とスマートシティ、そしてスーパーシティは切っても切り離せない関係だと思っている。

けれど、現状ではバズワード的になっていて、結局「言葉や概念は理解できるけど、自分たちにどういう恩恵があるか分からない」という状態になっていると思う。

何が難しいかといえば、ITリテラシの差もあるし、保守的で新しいことへチャレンジしない文化などの事情もあるだろう。これが根強い。

とはいえ、成功事例を見ていると、何かの勘所があって、その勘所を掴んでいる活動は良い方向に進んでいるように思える。

そのうちの一つが、以下の文章に伺えて、参考になった。

小売店舗などの商業施設がキャッシュレス決済を利用しようとすると、約3%の手数料を決済事業者に支払わなければならない。「人口密度が高い都市部であれば、薄利多売で決済手数料を上回る利益が生まれるケースも多い。しかし地方の小さな店舗は一人ひとりの顧客から一定の利益を生む必要があり、わずかな利益がキャッシュレス決済で吹き飛んでしまう。そこにキャッシュレス決済を含むデジタル化のハードルがある。地方の実態に沿ったデジタルトランスフォーメーション(DX)を実現していかなければならない」

日経XTECH

【日経XTECH】会津若松スマートシティーの10年、アクセンチュアが厳守する鉄則

要するに、導入先の(地域の)住民目線で物事を考える、ということか。

住民目線というと語弊があるかもしれないが、サービス受益者の目線とでも言い換えることができるのかもしれない。

こう考えると、世の中のビジネスモデルのキャッシュポイントや勘所を、より気にするようになった。良い気づきを得た。