ネガティブな感情に支配されるのではなく、逆に利用して成長するコツ。

きっかけは老害との遭遇。

かなり久しぶりに老害っぽい人と仕事している。

同じゴールに一緒に取り組む施策なのに、こちらから声をかけたことを「お願いしてきた」と捉えて、上から目線で、マウント取ってくるんだけど、やることやらない人。

施策を進めようとしても何かと文句や茶々入れしてきて、けれど、前に進むための議論はしない。基本的にネガティブ。

そのくせ、自分のペースで物事を進めたがるようで、打ち合わせの日程を決めるにも、自分が空いている日時に合わせるのが基本だろう?という姿勢。なのに、メールや業務チャットのレスポンスは遅い。

僕の進め方が強引だったと反省したこともあって謝罪もした。けれど、態度が変化しなかったので、効果は薄かったと思われる。

正直、面倒くさい。メンバーから外せるなら外したい。

ネガティブに考えてる自分に気づいて、ポジティブに考えようと努めた。けれど結局、こういう負の感情に収束してしまう…。

自分を顧みて、自分を理解する良いチャンスと捉える。

一方で、そもそもなぜ自分がこういう考えにいたるのだろうか?という目線でも思考を巡らせてみた。

きっと、僕自身も承認欲求が強いんだろう。多分、執着しているんだ。つまり、自己肯定感が低いということなのかもしれない。

人間の精神成熟度や精神状態、思考の癖などの人格に近い部分は、生まれ育った環境に大きな影響を受けるはず。僕の育った環境はどうだったのかを顧みた。

父親の躾は厳しい方だった。しかも短気。躾が厳しくてもフォローがあれば(僕にとっては)良かったのだろうが、フォローもなかった気がする。小さい頃は良く怒られていて、一緒にいると常に緊張して萎縮していた。顔色も伺っていた。もしかしたら、そういうことが原因の一つなのかもしれない。

小学、中学、高校、大学、それぞれの記憶を引っ張り出してみる。失敗と思っていたことや成功したことも思い出す。社会人になって、特に最近は仕事が楽しいし仕事に没頭していて、目の前のことだけを常に考えているだけに、過去の記憶を思い出す作業は久しぶりで新鮮だ。

なるほど。これは、おもしろいし、興味深い。

結局、人間は自分本な生き物だから、短絡的には相手の非を一方的に避難しがちだけど、じっくり思考できることも人間の良い部分で、だからこそ、今回のように自分を顧みることができた気がする。

自分の内面を顧みるきっかけになったと考えると、老害に遭ったとそこまで悲観することもなくなってきた。というか、逆にありがたいくらいだ。

(ちなみに、ブログに記載することで、より一層思考の整理ができて良い。スッキリする)

「自分の時間を過ごす」という意識。

同時に、時間をもっと有効活用すべきだとも考えた。

自分で嫌っておきながら、嫌いな相手のことを考えるって、とても「もったいない時間の使い方」をしていると思う。

全く考えないということではないし、(少なくとも今の僕は)どうしても考えてしまうから仕方ない。ただ、延々と考えるのは時間がとてももったいない。

僕にはやりたいことがたくさんあるし、心から尊敬・慕っている人もたくさんいる。応援してくれる人や、慕ってくれる人もいる。こういう人たちや、自分自身のために時間をつかうべきだ、と。そう考えた。

相手のことを思っているということは、「相手のために時間を使っている」ということ。どうせ時間を使うなら、自分のために時間を使った方が良いに決まってる。

ふと、スヌーピーの名言が頭をよぎった。

I don’t have time to worry about who doesn’t like me.

I’m too busy loving the people who love me.

スヌーピーの名言

感情を長文でアウトプットすることは効果がある。

負の感情に陥った時も、自分を否定するのではなく、自分を顧みるチャンスと考える。自分の感情を因数分解してみる。こういうプロレスを経るだけでも、自分のプラスになることが分かった。

そして、このプロセスを効率よくこなすためにも、上手にアウトプットすることが大事だということも経験できた。

ノートに記載するのもOKだし、ブログに投稿するのもOKだ。個人的には、長文が書けるから、ノート・日記やブログ投稿が良いと思う。

TwitterなどのSNSだと長文に向いていないから、深く思考できない気がする。なので、長文のアウトプットができるツールである、ノート・日記かブログがおすすめだ。

何事も、結局はプラスになる。だから、常に成長できる。

今回の経験でも、やはり「どんな経験でも学びはあるし、学ぶことができる・成長できる」ということを痛感した。自分の血肉となる良い経験となった。

ツールを最大限活用して、自分を顧みる。そして、相手の時間ではなくて「自分の時間」を過ごす。

このように、これからも成長し続けていこうと思う。