小説かエッセイを書きたい。

ふと思った。今まで書いたこともないくせに。

前々からアートに興味があって、写真から、アートフォトを考えて活動しているが、自分の内面をさらけ出すというアートの世界に、より一層魅力を感じてきた。格好良く言うと「世界に挑みたい」とか、そういう心境だ。

さくらももこ氏の作品が好きで、「ひとりずもう」は、本当に何回も何回も再読している愛読書だ。内容もさることながら、さくらももこ氏の文章のきめ細かさ、表現の幅、ユーモアなど、圧倒的なセンスに惹かれている。

彼女のような文章を書いて作品を創造できるとは思わないが、初めて「こういう文章を書けるようになりたい」と思った。なれるか分からないが、やらなければ100%なることはできないから、書いてみることにする。もしかしたら、少しは近づけるかもしれないし、前に進みつつ、自分の独自のモノが書けるかもしれない。

人の心はとても繊細で多様でとらえどころがないから、「文字」という人間が発明したツールで表現するにはあまりにも適さないかもしれないけれど、だからこそ表現したいと思ってしまう。