アートって、単なるビジュアルのことではなくて、その本質は「自己探求」と「表現」だと理解している。
一般的に単なるデザインのこと(のみ)だと誤解されていたり、表層的な理解しかされていないのは、抽象度の高いものを思考する必要があるからであって、多くの人が苦手とする分野だからなのだろう。
「人は具体的なモノを見せると動く」と、とある人から教えてもらったことがある。
確かにと大きく納得するとともに、だからこそ、対局にある「抽象度の高い物事」は、人を動かすことは苦手なのかも知れない。人間は感情で動く生き物というし、感情は抽象度の高いものと思われるかもしれないが、別カテゴリの話だ。
兎にも角にも、抽象度の高いものは、多くの人が苦手なのだろう。
アートとは、「自己探求」と「表現」。更にいうと、そこからの「発明」によって人類を先へ進ませるもの。
アートシンキングは、その大枠を活用した思考法であって、哲学であったり、今のはやり言葉でいうWell-beingを見つけるための思考法だと思う。
このアートやアートシンキングは、これからきっとニーズが高まるし、ビジネスチャンスがあると考えている。サービス受益者が分かりづらいとか、結果が出るまでに時間がかかるとか、ビジネスにするには課題が多いかもしれないが、イベントであったり、ローカルビジネスであったり、組わせることで可能になると模索している。
ところで、こういう話をすると、「教育」という言葉が頭に浮かんでくる。事物は有機的につながっているとはずなので、教育によって世代を超えた貢献をすることで、地域やその先にある日本に活力を与えることができるのではないだろうか。これも、模索の日々だ。