Linux Mint 21 Venessaで Kindle を読む。

Linux Mintを使いだして早1.5ヶ月。マイノリティの弊害というか代償?として、以下が挙げられる。

①Amazon Kindle が Linux では見れない
②ぴったりサービス(行政手続きのオンラインサイト)に対応していない

そう、たったの2つだ。Linuxバンザイ。

②は、少なくとも現時点では必須ではないが、①はヘビーユーザなので改善したいと思っていた。調査したが、Linuxのままで動くKindleソフトは配信されていないので、仕方なくPlayOnLinuxを利用することにした。

が、PlayOnLinuxでは、Kindleソフトのインストール途中で Runtime error が表示されてどうやっても解決できなかったので断念。他のサイトでは、事前にとあるディレクトリを作成したらOKとの情報があったが、解決しなかった。代わりにWineを利用することに。

手順は以下の通り。

1.Wineのインストール(https://wiki.winehq.org/Ubuntu
2.KindleCloudReader(https://read.amazon.co.jp/kindle-library)を表示
3.表示された本を、どれでもいいのでクリック
4.表示された画面から「PC&Mac」を選択してexeファイルをDL
5.WineコマンドでKindle.extを開始 or Kindle.extを右クリック>「Wine windows プログラムローダーで開く」をクリックすることで実行

初回起動時は、Amazonのアカウントの認証画面が出てくるので、いつもどおりログインすればOK。

起動したKindleの画面

多少表示が崩れたり、フォントサイズなどの設定がリセットされてしまう場合があるが、骨子となる機能は動作するのでOKとする。これで、LinuxでKindleが読めるから読書が捗る。やはり、スマホよりも大きな画面で読む方が楽だ。

なお、5では「右クリック起動」の方がターミナルを表示しなくても良いので、画面上では煩わしくないと思う(僕はターミナル好きなので全然問題ない、というかむしろ好ましいけれど)。

それと、Wineを入れたおかげか、Chrome上でも本を選択すると読めるようになっていた。ただし、毎ページを都度DLするようなので、サクサクと読めない。Kindleアプリで呼んだほうがストレスフリーだ。

蛇足だが、Kindle.exeをDLする時の画面で、「PC&Mac」と表示されているのが面白い。世の中のPCは、Macかそれ以外かって感じに見えるからだ。Appleの偉大さを感じる。