Windowsモダンライフサイクルポリシ

シンプルに言うと、仕事で使うPCのセキュリティなどの各種設定を、利用する社員や、IT担当部署が設定するのではなくて、インターネット環境に接続するだけで、クラウドから自動で流し込み設定をすること。

結果として、利用する側の会社の工数(人手、手間)が省ける、という仕組み

ゼロタッチ・キッティングとも言われる。

企業が使うPCは、それぞれの企業が持つセキュリティポリシー(セキュリティ対策の考えやルール)とか、運用ルールがあって、社員はその規則を守りつつ使用するのが一般的だ。

会社情報が漏洩すると、その会社の社会的信用の失墜につながって業績悪化などのリスクがあるから。

PCの設定は、プライベートで使うPCをイメージしてもらうと分かりやすいと思うが、結構、面倒くさい。18禁サイトとか、怪しいサイトとかアクセスできないようにしたり、ウィルス対策をしたり、などなど。

会社のルールはさらに厳しいものが一般的で、要するに、ややこしい設定をたくさんしないといけない。

従来の設定では、マスタPCという、1台に設定を施してから、その設定をDVDなどに焼き込んで、他のPCに流し込むという方法が取られてきた。DVDを使うので、単純に、設定のための工数(人手、手間)がかかる。台数が多い場合は大変だ。

モダンライフサイクルポリシーでは、クラウド側で設定を保存しておいて、各社員には箱ごとPCを渡して、社員自らで開梱してもらってインターネット環境に接続するだけで、設定が完了するから、かなり楽になる、という仕組みなわけだ。

よく考えたもんだ。人手が足りない企業ばかりだろうから、かなり助かると思う。