打ち上げは必要、という部分が一番参考になった。そして打ち上げでは、プロジェクトに参加したメンバーの一人ひとりから「一言」をもらうことが大事、ということも。
これによって「みんなで一願となって臨んだ」という一体感が生まれる。
他の部分は、鳥の目で見る=大局的に考えるとか、今まで読んだ啓発本と類似しているので割愛する。
打ち上げは必要、という部分が一番参考になった。そして打ち上げでは、プロジェクトに参加したメンバーの一人ひとりから「一言」をもらうことが大事、ということも。
これによって「みんなで一願となって臨んだ」という一体感が生まれる。
他の部分は、鳥の目で見る=大局的に考えるとか、今まで読んだ啓発本と類似しているので割愛する。
沖縄の西表島にある船浦中学校(竹富町)は、生徒数の減少に伴うPTA会費の減少への打開策として、地域で製作した木炭と地域の植物を活用した「フラワーポット」を販売している。
【全国郷土紙連合】船浦中学校 炭を器にフラワーポット試作 「船中チャレンジビジネス」
植物も木炭も、どちらも船浦中学校の地域住民が作成しているし、地域の資源を活用している。
生徒も地域資源を活用して販売する、という、もはやビジネスを自分たちで展開しているし、その結果、PTA回避を稼いでいるという実績に繋がっていることは称賛に値すると思っている。
ただ、その取り組みも①新しいアイデアが出ない、②収益性を継続的に確保できない、という問題を抱えているようだ。それに、販路拡大の余地が大きそうなのも課題なのかもしれない。
もっと進化・強化する方法はないか…
色々考えてみた一つとして「ふるさと納税」を活用できないか?とアイデアが浮かんできた。
ふるさと納税とは、そもそもその自治体を応援するという制度だ。住民税とか支払う義務がある税金の一部を、自分が応援したい自治体に寄付するという制度で、寄付の代わりに自治体から返礼品がもらえる場合もある。
現在では、返礼品合戦になっていて、いかに魅力的な返礼品を用意して寄付金を集めるか、が注目・注力されている。これはこれで良いと思うが、なんとなく本末転倒?
話を戻して、ふるさと納税の返礼品を、生徒が作った製品にする、というのも一つの手かもしれない。
クラウドファンディングよろしく、ストーリーをしっかり戦略立てて検討し構成すれば、社会性・社会意義のとても高い内容を発信し、それで資金を得ることができるのではないか?
ビジネスでは独自性は必須の武器だ。沖縄のしかも離島というだけで、独自性の宝庫だ。活用しない手はない。なにかできそうな気がしてきた、ワクワクする。
Charworkの創業者である山本敏行氏が書いた書籍。体験談踏まえつつ、スタートアップの要諦が記載してあって参考になった。
投資家の目線、起業家の目線でそれぞれ記載してあるが、ササッと読んで気になった部分をかいつまみ紹介する。
メンターは文字通り先人として指導してくれる人なので、情報収集や最も効率的かつ最速の進め方などもを教えてくれる。
書籍では、Chatworkをモバイル・ワールド・コングレスに出展しようとしていたことに対して、FacebookeがWhatsAppを2兆円で買収したことが業界を震撼させていて、サンフランシスコで、関係業界者が集まっての展示会があるから、そこに出展することが効果が高い、と指導を受ける。
そういった情報を知らなかった著者は出展し、海外メーカと商談を行うことができた、という内容。
狙っている業界で一次情報を知っている人との繋がり、それがメンターであれば効果覿面。参考となった。
個人的には、9と10が特に共感できた。
9はストックビジネスとなっているか。例えば、サブスクみたいなビジネスモデル。依存度・リピート度が高ければ高いほどストック収入が得られるので、いわば「固定的な収益」の確保となる。
これが大事なのは、常に新規顧客を必要とするかどうか。
常に必要であれば、とても苦しい戦いになるかもしれない。
10は、SIB(Social Impact Bond)やSDGs、ESGなどに通ずる内容と思う。クラウドファンディグなども関係するかも。ローカルビジネスを考えている僕には、関係が特に深そう。
Social Impact Bond の国内事例と個人的見解。
とにかくスピードが命。スピード!スピード!スピード!
新規ビジネスはMVP(Minimum Viable Product)を作ることが大事。MVPとは、最小限の機能を備えた「サービスのβ番」を使って市場の反応を見ること。
著者はβ版よりも前の話で、β版を作るよりも、取り急ぎプレゼン資料を作ってユーザにアプローチして反応を見る、ということを勧めている。
シリコンバレーでは、80%できたら市場からのフィードバックをもらい、軌道修正をして、改善サイクルを超高速で回す。
日本人が100%仕上げている間に、シリコンバレーでは300%まで持っていくイメージとのこと。
Problemは「者s界や事情の問題」と、それをどう解決しようとしているか。社会問題として大きければ大きいほど、解決した時の売上に繋がりやすいので、問題の大きさをアピールする。
Market Sizeは、TAM、SAM、SOMで魅力度合いを伝える。TAM(Total Addressable Market)は獲得できる可能性のある最大の市場規模、SAM(Serviceable Available Market)は実際のその製品がアプローチできる市場規模、SOM(Serviceable Obtainable Market)は実際にその製品が獲得できる市場規模。
市場規模は、第三者の客観的な情報(ネット上のデータや、マケットリサーチのレポートなど)をもとに算出する。
投資家目線ではSOMが数百億円以上ないと魅力を感じない。
Unique Insightは、自分だけが知っている独自の技術や問題解決への切り口と、なぜ今そのアプローチをすれば市場に受けいられるかを伝える。
Business Modelは、マネタイズポイント。二重三重で考えておく必要がある。
結論、とても参考になった。超平たく言うと、いわゆるスタートアップ本みたいな感じだけど、2021年9月1日初版発行ということもあり、参考になる情報が多かった。
Kindleで読んだが、書籍を購入しても良いと思える良書だった。
さくらももこさんの「ひとりずもう」は、僕の人生の一冊だ。
再読することは滅多にないが、ひとりずもうは、何回も読み直している。
さくらももこさんと言えば、その独特の作風が挙げられるだろう。斜に構えた感じというか、シニカルさも満点に、多くの人が言えないような事もズバズバ言い放つ。
それは、アニメ「ちびまる子ちゃん」を見ていても分かると思う。あの内容が、もう少し鋭角になったような表現が多いと、個人的には思っている。
「自分の人生は自分のもの。人の目を気にしなくてよい」という感じが伝わってくるから、一見ひどいなぁと思うことも、よくよく考えると真理をついた内容であったりするので、あなどれないというか、表面的にだけ捉えないように、と思っている。
「もものかんづめ」、「さるのこしかけ」、「たいのおかしら」と読んできたが、どれもFunnyという意味でおもしろい内容ばかりだった。
特に、もものかんづめの「メルヘン翁」は、故人の表現の仕方に、幼心ながら衝撃を受けた。笑い転げたものだ。
「ひとりずもう」も前半は同じようなテイストだ。さくらももこさんが小学校→中学校→高校→と進んでいく中で、思春期を迎え過ごしていく心情を綴っている。ここも、さくらももこワールド全開という感じ。
ただ、後半は異なる。というか、観点や目線や考え方・捉え方は同じなのだが、自分の進むべき道、進路や将来について彼女なりに真面目に考えているからだ。
人それぞれ、将来について考える時期はあると思う。僕もあったし、日々考えている。
だからこそ、さくらももこさんがどう考え、そしてどういうストーリーで作家になったのか、その描写に心を打たれた。
特に、ターニングポイントとなるシーン。これまでどの小説やマンガや書籍を読んできたが、あれだけ表現・色彩豊かに、かつストレートに描写できている文章を読んだことがない。
それぐらいの衝撃だったし、胸を掴まれてしまった。自分にも同じシーンが訪れてほしいと、渇望した。
さくらももこさんは、文章を書くことが本当に好きなのだろうと思う。才能もあるかもしれないが、ごくごく自然に、呼吸をするように文章を書かれていたのではないだろうか。
だから、読む方も肩肘張らずに吸い込むことができて、はははと笑ったり、考えさせられたり、自分に置き換えたりを、無意識にできるのではないだろうか。
作家は他にもたくさんいらっしゃるが、このような文章をかけるようになりたいと思ったのは、さくらももこさんだけだ。
いろいろな意味で魅了される「ひとりずもう」。これからも読み続けるのだろうと思う。
他の書籍では「エッセンシャル思考」とも言われている部類の内容。
人間、興味があることは、あれもこれもやりたいという欲が出てくることは分かるし、行動するという姿勢は非常に肯定する。
しかし、突き抜けるためには一点集中という戦略を取ることも、これまた必要。
時間もエネルギーも限られているから、本当にやるべきことに焦点をしぼって行動することが大事、という点が、一番刺さった。