「やちむん」とは「焼き物」のこと。
やちむん通りでは、沖縄の昔ながらのやちむんから、今風のやちむんまで、さまざまなやちむんを楽しむことができる。
沖縄県では、伝統的なやちむんは空港などのショップで良く目にすることができるから、正直新しい発見は期待していなくって、散歩がてらカメラを片手にテクテクと歩いてみた、という程度のノリで言ってみた。
ところが、良い意味で期待を裏切られ、新しい発見がたくさんあった。
やちむんシーサーがお出迎え

入り口では、シーサーがお出迎えしてくれる。沖縄はシーサーだらけ。それぞれのシーサーで特徴があって、全然見飽きない。やちむん通りのシーサーは凛々しい感じがステキ。
シーサーの裏手には、井戸。これは、水道が普及する前まで住民の方々が共用していたとのこと。試しに動かしてみたら水がでた。まだまだ現役のようで、どことなく嬉しくなった。

色々なやちむんと、陶芸家さんの情熱
小さな通りだが、お店がたくさんあって、そしてお店ごとに展示してあるやちむんが違うのがとても楽しい。特に今っぽい作品は、今までのやちむんのイメージを良い意味で壊してくれるモノばかり。カワイイものがたくさんあって、どこへ行っても癒やされる。
特に目を惹くのは、鮮やかな青。Okinawa Blue。
お店によっては作品を作っている陶芸家さんが営んでいらっしゃるところもあって、やちむんに対する情熱と誇り、そしてこだわりを伺うことができる。
やちむんの外側だけじゃなくて内側にも色を入れて、沖縄の海を飲んでいても楽しむことができるようにとか、ロクロを引いて造形する際の難しいポイント=技術の探求や挑戦とか。
正直、やちむんは安いとはいい難いけれど、そういうストーリーを伺うと、なるほど高い値段にも納得できる。
ふとしたことから多くの良い経験を得た、ステキな週末だった。