小学生のころから、とても不思議に思っていた。敵と味方ってなんだろうって。
例えば、同じクラスでもグループに別れたら「敵と味方」ができるけど、
クラス対抗戦とかだと、そのクラスの中では全員が「味方」、
学校対抗戦とかだと、その学校の中では全員が「味方」、
地区対抗戦とかだと、その地区の中では全員が「味方」、
都道府県対抗戦とかだと、その都道府県の中では全員が「味方」、
オリンピックとかだと、その国の中では全員が「味方」。
きっと、惑星対抗戦があるとしたら、地球の全員が「味方」。
すぐ近くにいる存在でも、少しの考えの違い=線引きの仕方で、敵にも味方にもなる。
すっごく不思議。不思議でたまらなかった。何がこうさせるのか。人間ってなんだろう?
その感覚って、3次元でありながら、味方によっては2次元にもなる「糸」のようなものだと思うようになった。頭の良い人たちは、その「糸」をうまく使ってプロバカンダしたり、政治したりするんだろう。
過去と現在と未来において、大多数の人のマインドを視点を意識を変えることができるとしたら、その「糸」について知ってもらって考えてもらう必要があるのではないか、と思う。「糸」に気づいてもらうことが良いのかどうかは分からないけど、正解かどうか分からないけど、きっと、自分が心底訴えたいのは「糸」についてなんだと思う。
だから、自分のArtは「糸」が根幹となるコンセプトになる気がする。絵を書いても、文章を書いても、写真を撮っても、きっと「糸」がコンセプト。