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「成功する人は、なぜリッツ・カールトンで打ち合わせするのか?」のまとめ

ビジネスで成功している人の思考や行動について紹介されている書籍。自己啓発本。さくっと読めるので、気分転換にもオススメ。

  • 成功者になりたければ成功者の近くに行き、話を聞き、彼らと知人友人になり、できれば彼らをビジネスパートナーかお客さんにするべき。
  • 気に入ったお店は何度も通い常連になる。自信を持って有人などを連れていけるし、常連だとサービスも手厚い。
  • 自分の能力が最大化される時間帯をしっかりと把握し、うまく活用する。
  • オフィスにはほとんど行かないか、もしくは、オフィス自体を持たない。固定費削減にもなるし、人間関係の摩擦・ストレス防止にもなる。
  • 一流の人材には報酬を惜しまない。
  • 会議は極力入れない。
  • 人は「自分のイメージどおり」に生きる。
  • 周囲の人の反対意見は気にしない。誰もやらないことをやるから、成功者になれる。
  • 電話するなら「移動時間」を使う。(移動中に電話する)
  • 自分がするべき仕事と、しなくてもよい仕事を見極める。
  • 危険な方を選べば、すべて正解。
  • お金を愛する。
  • 成功者は高いセルフイメージを持っている。セルフイメージを組み立てるために、少しずつ成功体験を増やしていく。
  • 成功者はしったかぶりをしない。異業種の人たちとの交流を好む。
  • アウトプットした知識だけが本物の知識。

「お金の教科書」の極小まとめ。

内容はタイトルのとおり。お説教というか、読み手を諭すような文章の本。

類似の書籍と大きく変わらない印象だけど、そういう他の本の復習という意味でも、読んで良かったと思えた。

日本の義務教育では、お金についてちゃんと教えてくれていないから、日本古来の(良いも悪いも)お金の価値観が植え付けられていて、それはお金持ちの価値観や考えと異なるから、お金持ちに慣れない人が多い。

冷静に考えたら、至極まっとうな話だ。

教育とは洗脳とも言えるので、自分の潜在意識をお金持ちのそれに書き換える必要があるのかもしれない。

そのためにも、再読しようと思った。

  • お金がほしいなら「人が喜ぶこと」をする
    →感謝が生まれて、対価を支払ってもらえる可能性が高くなる。
     これを「仕事」という。

「自分を最高値で売る方法」のまとめ。

勢いがすごい本だな、というのが率直な印象。分かりやすいギラついたパワーがある本も、たまには読んでみると、少し前を思い出せるし、やっぱり元気をもらえるから良い。

  • 自分の分身をWeb上に作る →ブログや動画などをアップする。
  • 人の協力を得て結果を出す →自分一人では限界がある。
  • チームの力で売上を上限なく伸ばす →良いチームを作ることが肝心
  • どうしたら人がお金を払いたくなる価値がみつかるか?を常に念頭に置く

良いチームを構築することの大切さは、日々痛感している。売り上げもそうだけど、高品質・高価値の仕事を顧客に提供するためにも、良いチームを構築する。

「クラウドファンディング成功するプロジェクトのはじめ方」のまとめ。

タイトルのとおり、クラウドファンディングで成功するためのエッセンスがまとめられている本。

全体的に、端的に記載してあってサクッと読めた。

個人的には、「既存の関連プロジェクトのリサーチ」と、「公開する前にいかに関係者・支援者を増やすか」の2点が勉強になった。

  1. 成功するアイデアを生み出す
    →「**という課題を、XXという方法で解決して、より幸せな世界を築く」
    →なぜ既存サービスではダメなのか?
    →ピッチ(プレゼン)を軽く用意して身近な人に話をする(壁打ち)
  2. 適切なプラットフォーム選び
    →各PJの特徴(ユーザ数、手数料、スタッフの質など)を把握
  3. リサーチ
    →クラウドファンディング成功は全体の30%
    →過去の関連PJから成功・失敗の要因を分析する(調達金額、支援者、リターン設定内容、課題やビジョンなど)
    →関連PJのオーナーにDMなど連絡して話を聞くのもアリ
  4. 惹きつけるプロジェクトページを作る
    →本文、プレゼン動画、リターンの設定
  5. 現実的な目標金額を設定する
    →目標金額を達成しているPJのタイプ
    →(1)有名人タイプ、(2)プロフェッショナルタイプ、(3)グッドリターンタイプ、(4)チャレンジャータイプ(1〜3以外のPJ)
  6. 関係者を増やす
    →公開前に、どれだけ共感度の高いコミュニティを築けるかが成功のカギ
    →関係者は3種:(1)支援確度の高いバッカー、(2)拡散・盛り上げてくれるチアリーダー、(3)インフルエンサー
    →友人や家族、関連PJのオーナー、SNSで拡散、インフルエンサーにDMとかで応援依頼

ローカルビジネスの成功ポイントは、「①地域の人自身が稼げるモデルを築くこと」と、「②その地域のコミュニティをいかに構築するか」、そして「③そのコミュニティで教育、医療、雇用などの経済要素を有機的につなげて相互作用させるか」の3点だと、今は考えている。

原資をいかに確保するかは、どんなビジネスでも問題となるもの。ましてや、人口減少が続いているローカルでは、なおさら。

クラウドファンディングは、地域外、さらには日本以外からもお金を持って来れる良い枠組みだと思うので、上手に活用したい。

「非クリエイターのためのクリエイティブ課題解決術」の小まとめ。

打ち上げは必要、という部分が一番参考になった。そして打ち上げでは、プロジェクトに参加したメンバーの一人ひとりから「一言」をもらうことが大事、ということも。

これによって「みんなで一願となって臨んだ」という一体感が生まれる。

他の部分は、鳥の目で見る=大局的に考えるとか、今まで読んだ啓発本と類似しているので割愛する。

ふるさと納税を活用した地域活性化を検討する

沖縄の西表島にある船浦中学校(竹富町)は、生徒数の減少に伴うPTA会費の減少への打開策として、地域で製作した木炭と地域の植物を活用した「フラワーポット」を販売している。

【全国郷土紙連合】船浦中学校 炭を器にフラワーポット試作 「船中チャレンジビジネス」

植物も木炭も、どちらも船浦中学校の地域住民が作成しているし、地域の資源を活用している。

生徒も地域資源を活用して販売する、という、もはやビジネスを自分たちで展開しているし、その結果、PTA回避を稼いでいるという実績に繋がっていることは称賛に値すると思っている。

ただ、その取り組みも①新しいアイデアが出ない、②収益性を継続的に確保できない、という問題を抱えているようだ。それに、販路拡大の余地が大きそうなのも課題なのかもしれない。

もっと進化・強化する方法はないか…

色々考えてみた一つとして「ふるさと納税」を活用できないか?とアイデアが浮かんできた。

ふるさと納税とは、そもそもその自治体を応援するという制度だ。住民税とか支払う義務がある税金の一部を、自分が応援したい自治体に寄付するという制度で、寄付の代わりに自治体から返礼品がもらえる場合もある。

現在では、返礼品合戦になっていて、いかに魅力的な返礼品を用意して寄付金を集めるか、が注目・注力されている。これはこれで良いと思うが、なんとなく本末転倒?

話を戻して、ふるさと納税の返礼品を、生徒が作った製品にする、というのも一つの手かもしれない。

クラウドファンディングよろしく、ストーリーをしっかり戦略立てて検討し構成すれば、社会性・社会意義のとても高い内容を発信し、それで資金を得ることができるのではないか?

ビジネスでは独自性は必須の武器だ。沖縄のしかも離島というだけで、独自性の宝庫だ。活用しない手はない。なにかできそうな気がしてきた、ワクワクする。

「投資家と起業家」のまとめ。

Charworkの創業者である山本敏行氏が書いた書籍。体験談踏まえつつ、スタートアップの要諦が記載してあって参考になった。

投資家の目線、起業家の目線でそれぞれ記載してあるが、ササッと読んで気になった部分をかいつまみ紹介する。

メンターは必要→最短ルートを進むため。

メンターは文字通り先人として指導してくれる人なので、情報収集や最も効率的かつ最速の進め方などもを教えてくれる。

書籍では、Chatworkをモバイル・ワールド・コングレスに出展しようとしていたことに対して、FacebookeがWhatsAppを2兆円で買収したことが業界を震撼させていて、サンフランシスコで、関係業界者が集まっての展示会があるから、そこに出展することが効果が高い、と指導を受ける。

そういった情報を知らなかった著者は出展し、海外メーカと商談を行うことができた、という内容。

狙っている業界で一次情報を知っている人との繋がり、それがメンターであれば効果覿面。参考となった。

ビジネスアイデアのチェックリスト10

  1. どう新しくてイノベーションなのか
  2. このビジネスはスケールするか
  3. スケールしたときの品質は担保できるか
  4. 過去にこの領域の経験があるか
  5. 学生が考えがちなアイデアではないか
  6. 市場はあるか、すでに競合はいるか
  7. 口コミが起きるか
  8. ビジネスモデルが広告頼みになっていないか
  9. サービスへの依存度・リピート頻度が低くないか
  10. 世間が応援したいと思えるようなビジネスか

個人的には、9と10が特に共感できた。

9はストックビジネスとなっているか。例えば、サブスクみたいなビジネスモデル。依存度・リピート度が高ければ高いほどストック収入が得られるので、いわば「固定的な収益」の確保となる。

これが大事なのは、常に新規顧客を必要とするかどうか。

常に必要であれば、とても苦しい戦いになるかもしれない。

10は、SIB(Social Impact Bond)やSDGs、ESGなどに通ずる内容と思う。クラウドファンディグなども関係するかも。ローカルビジネスを考えている僕には、関係が特に深そう。

Social Impact Bond の国内事例と個人的見解。

情報収集&プロトタイプ作成の手段

  • Googleアラート(指定したキーワードのニュースを自動的にメール通知)
  • Crunchbase(世界最大級のスタートアップデータベース)
  • STUDIO(コーディングなしでホームページを作成できるサービス)
  • Prott(コーディングなしでプロトタイプを作成できるツール)
  • Datavase.io(企業・投資家の評価データが集まる検索サービス)

新規事業の成功率を上げる鉄則

とにかくスピードが命。スピード!スピード!スピード!

新規ビジネスはMVP(Minimum Viable Product)を作ることが大事。MVPとは、最小限の機能を備えた「サービスのβ番」を使って市場の反応を見ること。

著者はβ版よりも前の話で、β版を作るよりも、取り急ぎプレゼン資料を作ってユーザにアプローチして反応を見る、ということを勧めている。

シリコンバレーでは、80%できたら市場からのフィードバックをもらい、軌道修正をして、改善サイクルを超高速で回す。

日本人が100%仕上げている間に、シリコンバレーでは300%まで持っていくイメージとのこと。

シリコンバレーのプロダクト開発のイメージ(出展:書籍内より)

資金調達のピッチのポイント

  1. Problem(問題)
  2. Solution(解決策)
  3. Market Size(市場規模)
  4. Traction(実績)
  5. Unique Insight(独自の洞察)
  6. Business Model(ビジネスモデル)
  7. Team(チームメンバ)

Problemは「者s界や事情の問題」と、それをどう解決しようとしているか。社会問題として大きければ大きいほど、解決した時の売上に繋がりやすいので、問題の大きさをアピールする。

Market Sizeは、TAM、SAM、SOMで魅力度合いを伝える。TAM(Total Addressable Market)は獲得できる可能性のある最大の市場規模、SAM(Serviceable Available Market)は実際のその製品がアプローチできる市場規模、SOM(Serviceable Obtainable Market)は実際にその製品が獲得できる市場規模。

市場規模は、第三者の客観的な情報(ネット上のデータや、マケットリサーチのレポートなど)をもとに算出する。

投資家目線ではSOMが数百億円以上ないと魅力を感じない。

Unique Insightは、自分だけが知っている独自の技術や問題解決への切り口と、なぜ今そのアプローチをすれば市場に受けいられるかを伝える。

Business Modelは、マネタイズポイント。二重三重で考えておく必要がある。

一次情報レベルの体験談含む情報が記載されてある良書

結論、とても参考になった。超平たく言うと、いわゆるスタートアップ本みたいな感じだけど、2021年9月1日初版発行ということもあり、参考になる情報が多かった。

Kindleで読んだが、書籍を購入しても良いと思える良書だった。

「ひとりずもう」を読んで。

さくらももこさんの「ひとりずもう」は、僕の人生の一冊だ。

再読することは滅多にないが、ひとりずもうは、何回も読み直している。

ふざけた文体。

さくらももこさんと言えば、その独特の作風が挙げられるだろう。斜に構えた感じというか、シニカルさも満点に、多くの人が言えないような事もズバズバ言い放つ。

それは、アニメ「ちびまる子ちゃん」を見ていても分かると思う。あの内容が、もう少し鋭角になったような表現が多いと、個人的には思っている。

「自分の人生は自分のもの。人の目を気にしなくてよい」という感じが伝わってくるから、一見ひどいなぁと思うことも、よくよく考えると真理をついた内容であったりするので、あなどれないというか、表面的にだけ捉えないように、と思っている。

テーマは青春。

「もものかんづめ」、「さるのこしかけ」、「たいのおかしら」と読んできたが、どれもFunnyという意味でおもしろい内容ばかりだった。

特に、もものかんづめの「メルヘン翁」は、故人の表現の仕方に、幼心ながら衝撃を受けた。笑い転げたものだ。

「ひとりずもう」も前半は同じようなテイストだ。さくらももこさんが小学校→中学校→高校→と進んでいく中で、思春期を迎え過ごしていく心情を綴っている。ここも、さくらももこワールド全開という感じ。

ただ、後半は異なる。というか、観点や目線や考え方・捉え方は同じなのだが、自分の進むべき道、進路や将来について彼女なりに真面目に考えているからだ。

人それぞれ、将来について考える時期はあると思う。僕もあったし、日々考えている。

だからこそ、さくらももこさんがどう考え、そしてどういうストーリーで作家になったのか、その描写に心を打たれた。

特に、ターニングポイントとなるシーン。これまでどの小説やマンガや書籍を読んできたが、あれだけ表現・色彩豊かに、かつストレートに描写できている文章を読んだことがない。

それぐらいの衝撃だったし、胸を掴まれてしまった。自分にも同じシーンが訪れてほしいと、渇望した。

文章を書く、という才能。

さくらももこさんは、文章を書くことが本当に好きなのだろうと思う。才能もあるかもしれないが、ごくごく自然に、呼吸をするように文章を書かれていたのではないだろうか。

だから、読む方も肩肘張らずに吸い込むことができて、はははと笑ったり、考えさせられたり、自分に置き換えたりを、無意識にできるのではないだろうか。

作家は他にもたくさんいらっしゃるが、このような文章をかけるようになりたいと思ったのは、さくらももこさんだけだ。

いろいろな意味で魅了される「ひとりずもう」。これからも読み続けるのだろうと思う。

「イシューからはじめよ」を読んで。

他の書籍では「エッセンシャル思考」とも言われている部類の内容。

人間、興味があることは、あれもこれもやりたいという欲が出てくることは分かるし、行動するという姿勢は非常に肯定する。

しかし、突き抜けるためには一点集中という戦略を取ることも、これまた必要。

時間もエネルギーも限られているから、本当にやるべきことに焦点をしぼって行動することが大事、という点が、一番刺さった。