概要
- 現在は、クリエイティブが究極の強みになろうとしている
- Googleが「Open Creative Project」を立ち上げ、業界の主要起業や先駆者たちとプロジェクトに取り組んだ
- クリエイティブを通じたビジネスの可能性をテーマとした対話を実施。結果、各リーダたちから、マーケティングの未来やクリエイティブ業界の現状、変革の道のりについてアイデアを得ることができた。
ビジネス全体の課題解決策としてのクリエイティビティ(ウェンディ・クラーラ)
- 近頃は、DXの文脈を中心に、トランスフォーメーションについての議論が盛ん
- ファーストパーティーデータを基に、ユーザ体験とロイヤルティを構築することも話題に上がる
- 持続可能性や課題意識の高い消費者主義、循環型経済、トータルコマース(人々は常に買い物をしているという概念)についても同様
- これらのテーマを解析すると、クリティビティが解決策になり得ることがわかる
クリエイティビティと作り込みの重要性がさらに高まる(マーク・プリチャード)
- 人々が納得し、共感を生む方法でメッセージを届けられるかどうかは、つい最近の問題というわけではない。変わったのは、優れたブランドコミュニケーションとみなされるハードル。
- 今やそのハードルは、製品やパッケージ、コミュニケーション、小売施策、そしてブランド価値において、人々が抗えないほどの魅力的な体験を作り出せるかどうかにある。
- クリエイティブコンテンツと商取引が融合する次の時代は、ビジネスに大きな変革をもらたすだろし、その時代はすぐそこまで来ている。
- 結果、広告主とクリエイタが一体となるクリエイティビティが急増すると思われる。
- 結果、広告主とクリエイタとが一体となるクリエイティビティが急増すると思われる。両者が協力して、ブランドと生活者とを、有機的かつ確実に結びつけるコンテンツを作るために、さまざまな方法を見出すだろう。
- これは、クリエイティビティを強化するためには、データを使いこなさせるようになる必要があることを意味する。
- 人々により良い体験を提供するためにデータを使う、という方向へと移行する必要がある。
より少ないパーソナライズで、よりパーソナルな顧客体験を(リズ・テイラー)
- 生活者との接点はすべて、ブランドがクリエイティビティを発揮できる機会。
- 生活者から見た価値は「ブランドやメッセージ、体験を通じて、私たちの生活を少しでも豊かにするために、企業は何をしているか?私たちが何に興味があるかを理解しているのか?」
- 体験はシームレスで、目に見えるようなものでなければならない。
パーソナライズの拡大から、多くの共感の醸成へ(ジョン・ハルヴァルソン)
- 全体のアイデアから考え始め、その後、どうすれば共感を引き出せるのか、パーソナライズの視点で考えていった。
- 戦略において「広告数を増やすためにパーソナライズするのではなく、共感を得るためにパーソナライズする」という標語を掲げた。
- 共感とそのパターンについて考察することで、より高水準のパーソナライズを実現できるようになった。
- 天気やスポーツの試合結果、人口統計などに基づくグループパーソナライズから脱却することで、明らかによい良い成果を得られるようになった。
- 共感によるパーソナライズが機能するはずだと信じる必要がある。世界が均質でなくなるにつれて、従来の方法が、本来目指すべきマーケティンgからいかに離れているのかがわかるはず。
参考サイト
「ビジネス全体の課題解決策として」――各界リーダーたちが語るクリエイティビティの明日