ストレスに心が蝕まれる中でも、「銀の匙」に光を見出せた週末。

炎上案件がまだ続いている。かれこれ半年くらい。さすがに疲れてきた。

脳機能の低下が自覚できる。いつもの思考内容でもスピードでもない。ただ、仕事のストレスは仕事でしか返せない、解決できないから、ここは踏ん張りどころ。逃げることもできるだろうし、良いと思うけど、自分がやりたいことのためにスキルアップするには、ここは踏ん張りどころ。

ただ、踏ん張るためにも上図に休息を取ることも大切だろうと思って、色々と試してみる。

大好きな漫画である「銀の匙」を再読した。全15巻。やっぱり最高だった。

受験戦争・競争社会に負けた主人公である八軒が、大蝦夷農業高校に入学して、将来の夢や目標が定まっている(親の跡継ぎなどが半数くらいなので、ある意味はじめから決められていたものだったという現実もあるが)同級生たちと、異なる価値観をぶつけ合いながら、真正面からぶつかって、仲間と一緒に切磋琢磨・成長していく物語。

鋼の錬金術師はダークファンタジー?だったが、銀の匙は、恋愛要素もある青春もの。

ただ、荒川弘さんの作品の素敵なところは、「本質を洞察されているところ」と「バランスが良いところ」だと思っている。

銀の匙も、甘酸っぱい青春もの…だけど、高校の3年間を過ごしながら、自分たちの進路と、その進む先であろう社会の現実を、農家=家族という、とても身近な存在から認識して考えている点が、とても好感を持てる。

兎にも角にも、登場人物たちが真正面からぶつかって、懸命に努力する様は、ただただ感動するばかりで、心が洗われた。なんだか、少しスッキリした感じするし、救われた気がする。

きっと、これからもちょこちょこ読むんだと思う。出会えたことに感謝。

荒川弘さんと、何かしらの仕事ができるようにもなりたい。おもしろそう。

銀の匙公式サイトはこちら。