十二国記「初勅」で感動。

普通の女子高生が、異世界のある国の王になる話。異世界の設定も、人がいて、法律がいて、国があって、そして歴史があるところまで緻密なものがあり、見応えがある。

何より、主人公「陽子」が女王になるまで、そしてなってからも、周りに支えられながら成長していく内容が意味深く多くを学ぶことができる良い作品だと思う。

陽子以外のキャラも、それぞれに歴史があって考えがあり、悩んだり、傷つきながら、成長していく。

「王の道」「女王とは」という、帝王学のような内容に踏み込んでいる点が、他のアニメと一線を画すアニメだと思し、魅力に感じる。

著者の小野不由美さんの頭の中は、いったいどうなっているのか。

十二国記・第39話