美味しんぼ・第7話「炭火の魔力」

レトロなアニメをたまに見る。「美味しんぼ」は、料理が全くできない時分にとって、料理への興味を高めるだけでなく、知的好奇心も刺激してくれる良い作品だと思う。

第7話は、うなぎの蒲焼が題材。その料理の歴史や工程も紹介されている。例えば、うなぎを焼くときはガスより炭火が良いが、その理由は、ガスは炭素と水素の化合物で水蒸気が出るため、うなぎの身に水分が入ってべちゃべちゃな仕上がりになるため、というものだ。

個人的には、こういう科学的な根拠があって、今のスタイルになっている、ということが、知的好奇心を刺激するので見ていて楽しくなるから好きだ。

料理に対する考え方も変わる(進化する)し、何かしらの料理にチャレンジしたくなりさせする。

料理は科学なんだなって思うし、科学的ナレッジのアプローチではなく、経験則から結晶化させている料理人ってすごいって思った。江戸時代とか、それ以前とか、今よりも文明が発達していなかった時分に、自らの探究心と想像力などからその道を極めるって本当に頭が下がる。