日別アーカイブ: 2025年7月28日

CF‑RZ6 + Linux Mint で画面輝度が変わらない問題対処メモ


1. 症状

  • Fn+F1/F2 や GUI スライダーを動かすと OSD の数値は変化するが、実際のディスプレイ輝度が変わらない。
  • /sys/class/backlight/ を見ると intel_backlightpanasonic の 2 つが並存している。

2. 原因概要

CF‑RZ6 の実バックライトデバイスは intel_backlight だが、Linux Mint (Cinnamon) は ACPI で報告された panasonic (acpi_video0) を優先的に制御してしまうため、値だけ動いて実輝度が変化しない。

3. 事前確認コマンド

# バックライトデバイスの一覧
ls /sys/class/backlight

# 現在カーネルに渡されている引数
cat /proc/cmdline

4. 解決までのステップ

Step 1 GRUB 引数を整理

  1. 設定ファイルを開くsudo nano /etc/default/grub # vim でも可
  2. GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT= に以下を追加(既存の “quiet splash” の後ろに半角スペースで連結)video.use_native_backlight=1 acpi_backlight=native
  3. 競合するパラメータ(例 acpi_backlight=vendor)は削除 する。
  4. 反映して再起動sudo update-grub sudo reboot

ここで直れば完了。直らない場合は Step 2 へ。

Step 2 panasonic ドライバを無効化

  1. 一時無効化して動作確認sudo rmmod panasonic_laptop brightnessctl -d intel_backlight set 50% # 要 sudo apt install brightnessctlこれで輝度が変われば犯人確定。
  2. 永続的にブラックリスト化echo "blacklist panasonic_laptop" | sudo tee /etc/modprobe.d/blacklist-panasonic.conf sudo update-initramfs -u -k all sudo reboot
  3. 再起動後 /sys/class/backlight/intel_backlight だけが残り、Fn キー/GUI で輝度が変わる。

Step 3 (Xorg にデバイスを明示) ※任意・保険

# /usr/share/X11/xorg.conf.d/20-intel.conf
Section "Device"
    Identifier  "Intel"
    Driver      "modesetting"
    Option      "Backlight" "intel_backlight"
EndSection

Step 4 カーネルアップデート ※任意

Mint 21 系なら sudo apt install linux-oem-6.6 などで 6.1 以降に上げると、CF‑RZ 系列は追加設定なしで正常化する報告多数。

Step 5 応急・応用テク

  • brightnessctl で直接操作し、カスタムキーバインドに割り当てれば Fn キー代替が可能。
  • Timeshift で事前スナップショットを取っておけばトライ&エラーも安全。

5. トラブルシューティング早見表

症状チェックポイント対処
2 つのデバイスが見えるcat /proc/cmdline に vendor が残っていないか行を削除し再更新
そもそも輝度が変わらないsudo rmmod panasonic_laptop で変化するか変われば blacklist
Fn キーだけ効かないCinnamon キーバインド競合ショートカット再割当

6. まとめ

  • 本質は「DE が操作するデバイスを intel_backlight に一本化」すること。
  • 最小構成は「GRUB 引数整理 → Panasonic モジュール blacklist」で OK。
  • カーネル更新で安定性向上が期待できるので時間があるときに実施推奨。

ChatGPTは検索で使えるから、Linux Mintで画面明るさが変わらなかった長年の問題も30分で解決してしまった、という最高な話。

Googleが世界中の情報を検索できるようにしてくれたおかげで、Chatgptが大活躍していると思う。

検索は、もはや自分でする時代ではなく、gptと一緒にやる時代だ(が、AIエージェントがもう来ているので、こういう内容も一瞬で古くなるんだろうけど)

Linuxの思想が好きで、Linuxのデザインも気に入っているから、中古PCにLinux Mintを入れて遊んでいるが、こういうことをすると、必ずと言っていいほど出てくるのが、「音が出ない」とか、「明るさが調整できない」という問題。

今回は、Panasonic Let’s note CF-RZ6 に、Linux Mintを入れてみたものの、画面の明るさが変わらない、という問題が発生。

正確には、Fn + F1/F2を押すと、画面で明るさのバーが出て上げ下げできるが、実際の画面の明るさはそのままという事象。

こういうのって、今まではGoogle検索でかなり時間がかかっていた…。というのも、まず情報は少ないし、環境依存(PCハードによって異なる)場合が多いから、試行錯誤に時間を要していたからだ。

そういうところが楽しい、という気持ちもあるが、サクッと解決したいときはなかなか…。

で、今回はgptで比較的早く解決したので超嬉しかった、という話。

具体的な手順は、以下の通り。

  1. sudo vim /etx/default/grub
  2. 以下の通り記載 (太字部分が修正箇所)
    # If you change this file, run ‘update-grub’ afterwards to update
    # /boot/grub/grub.cfg.
    # For full documentation of the options in this file, see:
    # info -f grub -n ‘Simple configuration’ GRUB_DEFAULT=0 GRUB_TIMEOUT_STYLE=hidden
    GRUB_TIMEOUT=0
    GRUB_DISTRIBUTOR=lsb_release -i -s 2> /dev/null || echo Debian GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT=”quiet splash video.use_native_backlight=1 acpi_backlight=native” #GRUB_CMDLINE_LINUX=”acpi_backlight=vendor”

    ※ GRUB_CMDLINE_LINUX = “”があったが、行ごと削除
  3. echo “blacklist panasonic_laptop” | sudo tee /etc/modprobe.d/blacklist-panasonic.conf
  4. sudo update-initramfs -u -k all
  5. sudo reboot

これで解決。超すっきり。

gptだと、情報が少ない事項も全世界から拾ってくれて、一番、解決の可能性が高い解決策を教えてくれるから、とても便利。助かった〜