価値観をアップデートできない企業は、小手先であがいたところで衰退する。

「価値観の多様化が進む…」とか、だから、「自分たちも変わっていくんだ…」とか言っている企業があるが、

その一方で、その企業自身が変わっていないということは、ざらにあるんだろうなと思った。(今の会社がそうだから)

悲劇なのは、ほとんどの社員がついていけていないことと、そのために若手も毒されている(成長できていない、企業文化に染まっている)ということだ。若手が毒されているのは、本当に悲劇だと思う。

要するに、市場価値の高い、尖った人材が育たないループができていて、脈々と受け継がれていて、そして、それを誰もが気づいていない、という悲劇だ。

なんで「文化」を軽視するんだろう…。というか、気づかないのだろう…。それぞれの「普通」に対して疑問視する思考がないからだろうか…。人間だからしかたないのか、おそらく大多数の人がそうなのだろう…。

とにかく、社員全員の志とか、マインドとか、姿勢を変革するのが大事で、企業文化はやっぱり非常に大切だな、と思う。

さて、そういう終わっている会社に所属している僕なのだが、そろそろ愛想が尽きてきた。今までは、自分が考えるおもしろい仕事ができていたので所属していたが、もはやその仕事もさせてもらえなくなってきたので、所属する意味がなくなってきた。

「遠慮せずに次のステージに行け」とい、天からの啓示なんだろうと思っている。

(写真: ピカソ 「ゲルニカ」 )