人生初のICU。

気胸の手術を終えて、ICUへ。人生初。ドラマに出てくるような場所で、自分の体に点滴やら尿管やら、たくさんの管がつながっていた

ICUは Intensive Care Unit 、すなわち集中治療室の略称だ。なので、そういう患者が集まっている。僕は術後だから特に経過を注意しないといけない、ということでICU入り。

一泊2日の予定。手術のために全身麻酔で眠らされていたのもあり、かつ、ICUではいろんな装置のブザー音が鳴っていることもあり、「眠れなかったら眠剤を出すから遠慮なく言ってね」と看護師さんに告げられた。

確かに、静かになることはなかった。何かしらの装置、特に心電図の音は常に鳴っていて、頻繁にけたたましく鳴っていた。患者の状態が良くないですよ、的な、ドラマでよく見るあれだ。

もちろん、僕にも心電図がついていた。体につけてあるセンサーに触れると、どうやら影響するようで気にする必要があった。

特に、痒みとの戦い。

気胸初日に、胸に穴を開けて管を入れてもらったので、上半身はシャワーを浴びることもできず、結局入院してからそのままなのもあり、どうも上半身が痒くてしかたがない。

我慢できなくなってかいてしまうのだが、そうすると心電図のアラームが鳴る。なるほど、こんな感じでも鳴るのか、と勉強になった。ちなみに、アラームが鳴っても看護師さんは駆けつけず。なるほど、こんなもんなのだ。さすがに、プロは慣れてらっしゃる。

結局、自然と寝ることができた。僕は寝るのは得意なのだ。騒がしいICUでも寝ることができたから、より自信がついた。